みくわくのテックネタブログ

IT企業で新規事業開発を担当しています。テック関係のイベントによく参加していますので、そういった話題について書いていこうと思います。

TechCrunch Tokyo 2018に参加してきました(6)空飛ぶクルマをどう実現するか

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空飛ぶクルマをどう実現するか、日米キーパーソンに聞くという
セッションでした。


とても刺激的で夢のあるテーマですが、現状、今の課題、今後のシナリオまでの非常に分かりやすくまとめられた、大変良いセッションでした。

 

Top Flight Technologies CEOのLongさん
楽天AirMap株式会社 代表取締役社長CEO 向井さん

モデレータは、Scrum Ventures 創業者/GP 宮田さん
です。

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■ドローン業界の状況
楽天ではドローンだけでなく、配送ロボットとかと連携空域の予約、管理など実用化に向けた取り組みをしている。


技術的にはかなり実現はできるようになってきているが、ドローン業界は非常に高い信頼性が求められるので、なかなか進まない。
これが大変大きな課題。

 

信頼性には、課題はまだあるとのことでした。
まずは軍それから医療分野から始まり、そこで実証が進み、それから一般で使われる形になるだろうというお話がありました。

 

まだ3年くらいはかかるようです。
3年は直ぐですね。3年で解決できたらすごいと思いました。

 

規制緩和等の制度面の状況
国も協力的で進めてきてはいるが、極めて高い安全性のハードルがあり、完璧な安全性が求められる。
ここは航空機業界と同じ。

 

■実用に向けて

過疎地などの場所
×
オペレーターの習熟度
×
ハードウェアの信頼性

これらを掛け算で議論していくべきではないか。という問題提起がありました。

 

例えば、Googleのウェイモもアリゾナからサービス実証を初めているが、まずは過疎地から行っていたりするし、アフリカのルワンダではドローンによるワクチンの輸送が始まっている。

 

確かに、利便性と安全性のバランスが重要ですよね。


自動運転もそうですが、まずは過疎地で目的を絞った形で行うのが現実的だと思いました。

 


■ドローンの課題・シナリオ
まずは飛んでいるクルマ同士の通信、航空監査なども含めた最適化が必要だろう。

 

これから2年は、とてもエキサイティングな時期に突入する空のモビリティは誰が考えても、便利なものなので、(楽天としては)ハードウェアの会社を仲間にしてイノベーションを起こしていきたい。

 

と言われていましたが、ハードウェアの会社はどうしても、安全性の面で保守的になりがちということでした。

 

今回お話されていた切り口やテーマで今後ウォッチしていきたいと思いました。